2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『細雪』八回目。

『細雪』谷崎潤一郎。 『細雪』八回目。 谷崎潤一郎『細雪(上)』第三章(一六頁−二五頁) ○使用テキスト 谷崎潤一郎『細雪(上)』、新潮文庫版。○梗概 第三章では、蒔岡姉妹のうち四女妙子について語られる。 妙子は、二〇歳の時に恋愛の末に駆け落ち事件…

『細雪』七回目。

『細雪(上)』谷崎潤一郎。『細雪』七回目。 谷崎潤一郎『細雪(上)』第二章(九頁−一六頁) 使用テキスト:谷崎潤一郎『細雪(上)』、新潮文庫版。○梗概 この章では、『細雪』中を縦断する本筋のひとつ、蒔岡家の零落と雪子の縁談について、説明がなされ…

『細雪』六回目。

『細雪(上)』谷崎潤一郎。 六回目にして、上巻を一からやってみる気になりました。 頑張ります。 ☆『細雪(上)』第一章(五頁−九頁)○使用テキスト:谷崎潤一郎『細雪(上)』新潮文庫版。 昭和三十年十月三十日初版発行、平成九年四月十日九十刷改版、平…

『細雪』五回目。今日はおなかが痛いの。

『細雪』谷崎潤一郎。 『細雪』(第十七章)、(一三五頁−一四六頁)。梗概。 台風一過、(安普請の建物に恐怖した)幸子は、(同じく安普請の建物に恐怖して)神経衰弱の悪化した悦子を連れて急遽築地の浜屋へ移った。不眠症になったり東京と関西との比較な…

『雁』について、何か書こうか。

『雁』森鴎外。例によって絵が欲しいから岩波文庫にリンク貼ってます。 使用テキスト 森鴎外『雁』(新潮文庫。昭和二十三年十二月初版、昭和四十三年三月四十二冊改版、昭和五十八年十一月七十二刷)。 新潮文庫版解説は片岡良一氏。 壱(五頁−九頁) 梗概…

今日の研究会は『雁』。

『雁』森鴎外 私が読んでるのは新潮文庫。漢字旧仮名遣いとかが中途半端だと巷で噂の新潮文庫。少なくとも文学の授業のテキストには甚だしく向かないのに『細雪』の授業ではテキストに使われちゃってる新潮文庫。

『細雪』四回目。

『細雪』谷崎潤一郎。 先のを終わらせないうちに次へ行ってはいけませんと思いはするのですが、飽きるのですよ。ええ、五章分まとめてやろうとするのがいけないのです。分かっているのです。では今日から気が向いた時に一章ずついきますか? そうですねえ。 …

実は間違ってたことが発覚すると凹むよね。

『千と千尋の神隠し』スタジオジブリ て云うわけで、電車の向きに不自然はなかったことが判明したのです。カメラワークが不自然だっただけなのよね。でも、そうすると、時間の流れにますます気持ち悪さが。うーん、多分、人によって、立場によって、まるで違…

『細雪』三回目

『細雪』中巻第十一章―第十五章(九六頁−一二九頁)●十一章(九六頁−一〇二頁) (九六頁) ・暑中休暇(一二行目) 小学校の「夏休み」はいつから今と同じなのかと。第二次大戦時中も同じなのか。 (九七頁) ・「フランクライヒ」(一行目) 「独逸人の家…

反省とは生かされないものさ。

『リストカットシンドローム』ロブ@大月 既読。内容とかサンプルとかに共感した記憶がある。 『リストカット−手首を切る少女たち』小田晋 既読。嫌い。よく分かってないおじさんが書いた、みたいな。 『CUTTING リストカットする少女たち』レベンクロン 未…

新刊を買いました。

『DETH NOTE』大場ツグミ、小畑健 これは七巻。 本当は明日の日付にこの日記がきて、今日の日付には三日になってる日記が来るはずだったんだが、まとめて書くからこういうことに。 でも、なんか話をする気力もなし。

最近買った少し前の本。

『荒野の恋 (第1部)』桜庭一樹 なんか言葉をなくすほどいろいろ詰まってて、何も言えない。あとで何か言う。 「家族」の問題、セクシュアリティの問題、学校や教室における一般的な「少女」の振る舞い、「恋愛」(セクシュアリティとは別に)の問題。明らか…