化粧品の匂いは少量ならいい匂い。

悪口注意です。

電車の中で何らかの臭いが発生して迷惑であるということについてちょっと。あ、悪臭のする何らかの化合物を用いたテロとかとは関係ない話で、駅まで歩いたらすんごい汗かいた時電車乗るのちょっと躊躇するよねっていう類の話です。
昭和のはじめ頃(だったと思うんですが間違ってたらすみません、大正頃にはもうありそうな気もする)、パウダーの白粉が日本でも発売されまして、それまでは化粧といえば水溶き白粉を着物半分脱いだ状態で刷毛で塗って乾いたら着物着てみたいな時代からハンドバッグにファンデ入れておいて時々ちょっと化粧直しの時代へと移行が始まったわけですが、それ以来ある種の女性というものは電車の中でお化粧直しをする存在であるとそれをしない存在から決められてしまったようです。ある種のというのは、職業柄という話ではなく、周囲の視線をあんまり気にしないタイプとか周囲の視線にあんまり気づかないタイプとか、そういう話です。なんでこの話が昭和のはじめ頃から始まったかというと、「細雪」っていう小説に電車で化粧直しする女性がいて粉白粉がふわ〜って漂ってきてくしゃみが止まらなかったよって話してる男性が登場するんですな。だからです。
でもね、電車でそういうなんか臭いの強い化粧品ひけらかすのは女性に限った話じゃないんですよ。最近、ここら辺で髪染めるの流行ってるって何日か前にここに書いたんですけど、他には香水も流行ってるんですよ。男も女もみんな頭痛がするほどプンプンさせて電車乗ったり教会行ったりするんです。遠くからならいい匂いだけど、近くに寄るとマジ頭痛。でね、今日、電車で右隣の席に座ったおっさんが、登山リュックから、あ、登山スタイルも流行ってるんですよ、ファッション登山、で、その登山リュックから小さい箱を取り出して何かと思ったら香水瓶。おもむろにキャップをとって左腕をちょっとあげて、しゅって。つまりだいたい全部私にかかったんですよその香水が。めっちゃ咳出た。今それから40分くらい経ってまだ電車の中だけど、まだなんか臭いわ、自分の右肘。カッコ構うのはいいけど人に迷惑かけちゃダメですわよ。10年くらい前に日本でも時々見たギャル的な女子高生の中でももっとも迷惑だった奴らに似ている、最近のこの辺のおっさん。口臭いとか汗臭いとかは同情の余地もあるかもしれんけど、迷惑行為は許せん。いい歳こいて。電車降りる駅に近づいて来たから今日はこの辺で。悪口でした。