院生室を出てみて。

本を借りに、学生が集っている部屋に行ってみました。誰かが寄贈したのか、日本で売られている普通の文庫本が非常にたくさんあるのですよ。昼間は大量の学生がたむろってるので、日和って夕方に行きました。そしたら、演習の準備をしている学生にとっつかまり、ちょっとだけ相談に乗りました。おお、先生っぽい。で、本を借りて帰りました。
金曜日の指ちゅーの学生に、出会い頭に謝られたんですが、謝られた際にはすっかりその件を忘れ去っており、「え?何が?」などという気の抜けた返答を返してしまって、「い、いえ、なんでも」と去らせてしまうという間抜けっぷりです。ここで「いいのよー、もう一回する?」などと言って右手を差し出してみたりとかできると強そうでいいんですけどねー、忘れてたもんは仕方ない。週末映画観に行ってないで萌え小説の一本も書いてれば憶えててちゃんと流し直してあげられたのにー。いや、憶えてたってもう一回なさいは無理ですけど。というか、さらに若干というか一層というか男子に身構える自分を発見。もう! 謝ってきたということは週末の間に噂が広がったりなぞして(そういう集団なんですよ)彼女にでも怒られたかな? 
ところで、先日偉い先生が私のためにお誕生会を開いてくださると言った、という話題が今日蒸し返されまして。これまた私のためにとか言いながらまた別の偉い先生がおやつの差し入れにおいでになった時に、「今日のお昼ご飯の時にねー、A先生が柳橋先生のお誕生会の話題をまた出してきて、今週の木曜日は空けとくようにって言ってたよー」などと言われたんですよぅ。また、「今までこういう会はなかったんだよー、柳橋先生が初めてですよ」とか別の先生がおっしゃったり、「先生、好かれてますね」とか、ああ、もう、特にそれほど嬉しくもないですよぅ、むしろ、重い!! これが学生さんだったらなー、すーごい嬉しいのに。冷静な理性の私は、おじさんには好かれとけ、と、むしろ触ったり触られたりしとけ、と、自分の近い将来が可愛ければおじさんには好かれとけ、と、自分の比較的遠い将来を明るくしたければ好かれとけむしろ抱かおれとけ、とか、そんなんですが、冷静でない感情の私は、いやあぁぁぁぁぁぁぁぁやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇみたいな。ああ嫌だ。好かれるのは決して悪いことではありません。将来がとか打算的なことを考えなくたって、人に嫌われるよりは人に好かれたいと日々常々思ってますし、誰かに嫌われたらそれが例え自分の好きな相手じゃなかったとしてもちょっと悲しいです。でも、いや、そんなに好かれなくてもいいんですよ。ていうか、奥さんいるんだから奥さんの誕生日をお祝いしとけよ先生。何も学生に毛の生えたようなぺーぺーの教員の誕生日をお祝いしなくてもいいんじゃないですか。いや、嬉しいですよ、でも若干重い!!! ……純情な私がちょっと困って凍りついた件の指にちゅーだって、やったのが学生さんだったから、男子でも一瞬凍りつくだけで済んだんですよ、先生とかがやったんだったら、私の眼は人を突き刺す氷のナイフになったことでしょう(氷のナイフは難しいな、氷かナイフが適切かと)。ええ。モテるなら後腐れのない女子にモテたいです。男子は年齢問わず問題になる場合が多すぎ。特に先生。