1.5メートル級

好きなキャラのお話しをしています。

普通にキモいので、他人の萌え語りがお好きでない方はお読みにならない方がよさそうです。

 

ワールドトリガー』というマンガを読んでいます。コミックス派です。
異世界からゲートを通って攻めてくる異世界人を撃退し、また異世界に拉致されたこの世界の人の救出をはかる、そのような組織に所属する主人公が成長する、そんな感じのマンガです。
このマンガの世界で戦うために必要な能力が主人公(の一人)には圧倒的に足りていないので、足りない力を補うためにどう立ち回るかとか、そういう点が見どころのひとつだと思いますが、群像劇なので、他にも見べき部分が多くて面白いマンガです。

 
このマンガを見ていて、自分の好きなキャラクターの類型に思い至って愕然としました。それはね、背丈や体格が小さめ(小柄)で、そしていちばん強い、ということです。思い返せばいく十年、好きなキャラは小さくて強いキャラが多かったです。だけってことはありませんが、傾向として。ベジータ、飛影、緋村剣心、不二先輩、日番谷隊長、羌カイ(カイはやまいだれに鬼)、西谷先輩そしてリヴァイ兵長、空閑遊真、風間さん、以上。もちろん例外もありますが、小さいのに強いと、本来の描かれ方以上にかっこよく見えるようです。
この、小さいのに強いところがかっこいい、というのは、800年くらい前にはすでに存在した価値観っぽいので、愕然としたとは言ってもただ自分の好みについて改めて理解したというくらいのことです。
800年くらい前、というのは、『平家物語』の「扇の的」という段で見た那須与一の描写です。小柄でそんなに身分の高くない武将が、彼一人しか動かなくて敵味方すべてが注目する場面で、見事大役を果たす、という有名な段ですね。私は中学生のときに見たのですからずいぶん前で、記憶も曖昧ですが、「小柄ではあるが、大きな弓で、矢はこのぐらいの鏑矢で、ぐっとつがえて弓をひき、ひゅうっと射たのであった」みたいな感じでした。何も参考にせず記憶だけで書きました。何か違ってもご指摘などはなさってくださらなくてもけっこうです。
また、『平家物語』といえば義経も小柄で身軽で強いという設定のキャラですね。
また、150年くらい前の沖田総司なども小柄で強いという設定のキャラですね。
上に並べた他にも、田島、赤司くん、小湊兄弟、アニ、日向、なども小柄で強いという設定のキャラになるでしょうか。
スポーツや戦闘の世界では、やっぱり体躯の大きいことが強さにつながりやすいので、小さいのに強いということは目立つのでしょう。そして目をひくのでしょう。
私はまた、小柄な人×大柄な人というカップリングが好きですが、これは多分中高生のころに見たマンガの最人気カップリングのひとつが、トラウマ的に私の嗜好に影響を与えているものと思われます。
あ、もちろん、小兵の他にも好きな属性はあります。たとえば、性別の分かりにくい外見のキャラや作中で女顔とされるキャラ、ムウとか蔵馬とかハンジ分隊長とかですね。普通にかっこいいキャラ、黄瀬くんとか嵐山さんなども普通に好きです。

好きなキャラの方向性のお話しでした。