映画の感想を少しだけ。

といっても、まだ公開中なので、あまり書きません。というか、書けません。DVD買うほど(まだ出てないけど)楽しかったです。『崖の上のポニョ』です。まだ見ていないお友だちは、ぜひ見てくださいな。
宮崎監督の映画には、忌わしいものがたくさん出てきますよね。腐海とか腐海の生物とか、タタリ神とかオクサレサマとかカオナシとか。むしろマックロクロスケとかも忌わしい感じ。でも、それらは見た目にも忌わしさが伝わる造形になってますよね。溶けてたり崩れてたり汚れてたり、境界の曖昧な感じとか不浄な感じとか。で、マックロクロスケ以外はあんまり可愛くない。マックロクロスケだって怖いと思うけど、可愛いなと思わないでもないから、まぁこっちに置いておいて。
で、ポニョですけど。ポニョはかーわいいです、可愛いですが、忌わしい。まだ公開中だから事細かには言えませんけど、もう登場後数分で忌わしさ全開です。金魚の姿で宋介に拾われた直後が最も忌わしいです。びっくりします。あの子肉食なんですよ? あんな可愛いのに! しかも真っ赤だし!
あと、ポニョの妹たちがまた忌わしさ全開ですね。いっぱいいるってのが忌わしいです。しかもぶわーっと寄ってくるんだもの。あの画面いっぱいの顔といったら。
ちなみにうちの父はファンタジーが嫌いという気の毒な方なので、あまり楽しくなかったらしいです。母はそれなりにお気に召したらしくて、もう一度行こうかなレディースデーに、とか言ってて可愛かったです。あ、私はとても楽しく見ました。ポニョが怖いとか思いながら見るのもいいですが、普通に楽しく見るだけでも楽しかったですよ。小さな女の子の走る姿はとても可愛いです。萌えとかじゃなくて。
もうなんかぜひ大画面で見てください。外に出るのが嫌いなお友だちも、昼間が嫌いなお友だちも、冷房が嫌いなお友だちも、映画が特に好きじゃないお友だちも(それはどうかな)。
 
もう一本、『スカイクロラ』を見ましたけど、こちらはたいへん眠かったでした。ごめんなさい。森博嗣押井守の一部の映画もちょっと苦手なんだなぁと改めて。ええ、嫌いではないですよ決して。