擬人化バンザイ。

今日の日記には腐女子が出没しております。お嫌いな方はお読みにならないでくださいませね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の続きです。
日本と長門が、長門の沈む夜にお喋りしてたらいいなっていう話でした。もちろん日本が右です。えっと、長門×日本。長門に向かって「私が不甲斐ないばかりに、あなたにはご苦労をかけてしまいました」とかそういうのを言う日本。「何もしてあげられない無力な私を許して下さい」とか。「何もお謝りになることはありません。あなたを守るために戦ったのです、あなたに看取られて死ぬのです、これ以上の幸福があるでしょうか」とか答える長門。日本はまだ包帯ぐるぐるの痛々しい姿です。戦後間もなくですから、まだ傷は癒えていません。でも、長門も、血まみれです。手足も取れるんじゃないかってくらい深い傷だし、頭とかちょっと割れてるから、顔の左半分が血でばしゃーとなってたり、もう動けない感じでぐったりです。せめて安らかに逝けるように(二つに折れて派手な水しぶき、みたいなのじゃなく)、長門に寄り添う日本。動かない右腕をあげて日本の頭に巻かれた包帯に触る長門(この場合、頭はどこかの海戦で負けた時の傷ってことで)。「これからも、ずっとお守りしたかったのに」とか言いながらこと切れる長門。声を出さずにさめざめ泣く日本。長門の、自分を守って散っていったさまざまな人や人以外の者たちの、死を忘れまいと、それらの死に報いるために、何をしても、どうなっても、生き残らなければならないと、決意を新たにする日本。
……みたいなね、妄想がね、一気にぶわーと展開したんですよ。自分にびっくりです。日本はもう武装解除したので、普段は背広ってかモーニング?とか、非武装な服装ですけど、この日ばかりは長門を看取るためにここにいるので、軍服を出してきます。あの白い軍服です。帽子もサーベルも装備します。サーベルはもう歯がこぼれて切れません。真っ白だった上着もズボンも、洗っても落ちなかった血と泥と埃の跡が。日本は、ビキニ環礁のこの実験には、アメリカ海軍に帯同していました。アメリカはどこに行くにも日本を連れて歩きます(ひとりにすると襲われるから)。水爆が爆発した時にはたくさんの船の周辺をふわふわ飛んでる日本が見られましたが、軍服まで着こんで抱きしめて看取ったのは長門だけです。
……とかさ。
 
そういえばこないだ特攻隊と日本とかも考えました。明日出撃だっていう特攻隊(片道分だけ燃料積んだ飛行機に乗る部隊)の若者の前に現われて、ごめんねって謝る日本。やっぱり自分が不甲斐ないから若い命を散らせることになると謝ります。何尉さんか何佐さんか何将さんかわかんないほど偉い感じの上官なんだけど、見た目自分より若い、みたいな、少女のような顔立ちのにーちゃんにだしぬけに謝られて困惑する隊員。で、何にもならないけどおとなになってから死んでもらいたいとかって言って身体を差し出す日本とか。あ、なんかその隊員が、出征前に赤紙来てから嫁はもらったけど自分が帰れなかった時にきれいな身体だったら再婚できるでしょっていう主張で嫁と何もしてなかったとかそういうのだとさらに萌えます。
次の日飛行機に乗り込んで、風防を閉めた隊員は、見送りの向こう側に昨夜の若い上官を見つけます。飛び立ってしばらく飛び続け、敵の船団が見えて交戦状態に入ったところで空中にその上官の幻を見ます。撃たれて落ちる自由落下の飛行機の中で、あるいは、敵の戦艦に突入してゆく最後の操縦の間に、アメリカ兵の恐怖に歪む顔を見た時に、突入に成功して爆発炎上するその瞬間、昨日の上官が、もしかして自分が守っている日本という国であったのかな、と思い至ります。死ぬ瞬間もう一度その上官の笑顔が脳裏をよぎります。
……とかさ。
 
などなど、擬人化キャラでさまざまなことを考えた挙句、擬人化の楽しさに今になってようやく目覚めました。おめでとう、新しい私。あぁ、腐女子って楽しいな。
こんな日記ですが、これからもよろしくですぅ。