お茶といえば。

いや、カビといえば、か。昔、カビの生えたお茶を飲んだことがあります。あちこちで何度となく話してるしもしかしたらここでも言ったかも。
それはある夏休み。木造校舎の一部をあてがわれていた部室のテーブルの上に、ペットボトルのお茶を置いて、うっかり置き忘れたんですよ。忘れもしません、大学生協で売ってる生協ブランド(?)ウーロン茶の500ミリリットルペットボトル、ウーちゃん。半分ほど残ってましたかね。次に部室に行ったのが翌日だったかその次の日だったかは忘れましたが。部室に行って、ベンチに座って、汗を拭きながら何の気なく、テーブルの上のペットボトルを手に取り、ふたを開けて三口ほど飲んで、そのぬるさにはっと気づきました。今持ってきたお茶じゃない。ていうか、お茶持ってきてなかった。で、しかも、お茶に浮いてる異物が視界の隅に入りました。いやーな予感。ペットボトルの底から覗いてみると、残ったお茶の中にふわふわ浮いたり沈んだりしている灰色のボール状の何か。……多分カビでした。ぎゃーと思ってとりあえず中身を捨てに行って、ペットボトルもゴミ箱へ。でも飲んじゃった分については、特に吐くほど気持ち悪くもなかったので、放っておきましたら、お腹も壊さずに何事もなく、のちにこうして笑い話になりました。ただひとつ痛いのは、笑い話になるのは自分にとってだけで、聞かされた人はたいていドン引きすることです。異物を飲食した話は他にもいくつかあるけど、とりあえず今日はこの辺で。おえ。