お茶を作る。

というのは、植物を育てるわけではなくて、お茶の葉っぱを買ってきて自分でお湯を沸かして葉っぱを投入して、冷まして冷やして飲む、ということですが。始める前からわかってたことなんですけど、お茶を買うのがもったいなくて仕方なくなりました。えぇ、と、ペットボトルとかのお茶。うちで作る方が安いよね、絶対。で、ご飯はともかく、お茶だけはうちで作ります。小さいペットボトルに入れて、凍らせて、タオルで包んで、学校に持っていくの。
最初は水出しにしてたんだけど、五月頃暑くなり始めて煮出しに変えました。水出しって腐りやすそうで。そして、普通に冷やして持ち歩いてたんだけど、六月半ば頃もっと暑くなり始めて凍らせるようになりました。ちゃんと解けるし。っていうか、温まったら腐りそう。
五月頃、洗ったペットボトルを、台所の窓辺に並べて乾かしてたんですよ。したらね、朝遅くに洗って立てて、昼頃見たら、中にカビのコロニーができてるじゃないですか。びびった。さっき洗った時にはカビとかなかったし。あったかくて適度に水があって、菌が舞い降りて、生えたんだろうな、と。それ以来、ペットボトルは逆さにして乾かすことに決めました。ずっと同じのを使い続けずに、たまに変えないといけないそうですけど。それもわかる、だって、中に手を突っ込んで洗えないから。
ところで、外国でしばらく暮らして、帰ってきて自分の身体の変化に気づいたことがいっこあります。コンビニのご飯が食べられなくなっていたことです。一日三食コンビニでもいいくらいだったのに、食べられないです。いや、食べますけど、食べると不調をきたします。日本のコンビニは便利で、弁当パスタスープおかずなど、けっこう美味しい調理済みの惣菜が並んでますよね。電子レンジにかけるとすぐにあたたかいご飯がいただけます。でも、同じチェーンのコンビにでも、日本以外にはないんですよ、お惣菜が。おにぎりはありましたし、弁当もありました。でも、おにぎりは具が辛すぎるし、弁当はコンビニの隣に弁当屋があってそっちの方がおいしかったし、ついでにカップめんやインスタントラーメンも異常に辛いし、食堂で食べると美味しいけどでも基本なんでも辛いし、で、昼は弁当屋か食堂で比較的辛くないものを、朝と夜は自分で用意して、食べてたわけです。カップめんとか昼に食べると辛いのと胸焼けとで次の日の朝まで胃が痛いんですよ、おかしいでしょ。
そして、日本に帰ってきて、コンビニご飯だーと思って食べてたらどうも身体の調子が悪くなってって、食後に悪化してるから試みにコンビニご飯をやめてみたら元気になったのです、それって、コンビニご飯が体質に合わなくなってるってことよね、安上がりで結構だけど、めんどくさいわー。
そんな感じで、今は、元気なら米と味噌汁、めんどくさかったらそうめんかパスタ、それから切り干し大根と塩昆布のサラダ(煮るのが面倒くさい)、それと、先述のお茶、が基本のご飯です。味付けは基本ポン酢です。めんつゆよりおいしい。……めんつゆとかポン酢とか平気な身体がそれでも拒否するコンビニご飯って、どれほど身体に悪いのか、今までの乱行っぷりに寒気。
元気な時はめんつゆも作るんだけど、最近はちょっとめんどくさい。簡単なのに。干ししいたけと昆布を鍋の水につける。大根おろしを作る。洗濯機をかける。先の鍋を火にかける。沸騰したらみりん、もう一回沸騰したらみりんと同量かちょっと少な目(好み)の薄口しょうゆ。沸騰する前に火を止める。冷めるのを待ってる間にでかい鍋に水を入れて火にかける。沸騰したらそうめんをゆでる。大きい鉢に水洗いしたそうめんを入れて梅干と大根おろしと鰹節を乱暴に乗せて先のめんつゆをかけて(昆布もしいたけも一緒に)、いただきます。食べ終わる頃に洗濯機が止まるから、洗濯物を干して、鍋を洗って、お茶を作るのです。
主婦の昼ご飯みたい。