フィギュアスケート見るの楽しいです。

全日本選手権の女子のショートプログラムの一部だけ、ようつべで見ましたのですが、あさだまおさんがなんか非常に優雅になってて、とても楽しかったです、はい。小さいころから応援してますとね、なんか、あの小さかった○○さんが、あの子どもだった○○さんが、みたいな気持ちになるじゃないですか。その感慨深い気持ちが好きで、アイドルとか応援してるわけですがね。あさだまおさんはシニアになるかならないかぐらいからテレビで競技会の模様を中継してくれてたので、覚えてます、小さくて細い子どもが、ぴょんぴょんくるくるしてて可愛かったな、と。それが八年経って今や競技フィギュアスケートでは第一人者ですね。大変そうだったり楽しくなさそうだったり見てるこちらでさえいくらかつらい時期もありましたが、今年はこう、完成度が高いといいますか、美しいし楽しそうで、嬉しいです。
あと、先日クロアチアで行われてました大会もショートプログラムだけ、こちらは中継で見ましたのですが、あんどうみきさんがすごい楽しそうで、うっかり涙が出ました。しばらくひっこんでらしたり出産なさったりコーチがいなかったりなどなさっていて、もう競技会で見ることはないかもしれないとかちょっと思っていたので、チャンネルを回していて偶然見かけた時にはたいそう嬉しくてそのまま鑑賞してしまいました。演技もたいへん美しかったのですが、それ以上に、きらきらした表情で滑ってらしてですね、楽しそうで、帰ってこられて嬉しいのかなとか、滑るのやっぱ楽しいのかなとか、いろいろ考えましたが、これは、あれです、銀のロマンティックなんですよ。心をこめて滑ると、見ている人も感動するのです。その感動は楽しいとか悲しいとか、いろいろあるでしょうが、心を動かされるという意味です。
銀のロマンティックとは、まだフィギュアスケートの採点が6点満点で、審判っていうか採点者の名前と国籍が明らかにされていたころのフィギュアスケート・ペアのあるカップルのお話を描いたマンガ、に出てくる、ある種の表現力について端的に表した用語です、と一言でまとめると無味乾燥な感じですが、作者は川原泉であると言いますれば少しは無味乾燥じゃないことがわかっていただけますでしょうかね。先のあさだまお選手とあんどうみき選手には、この銀のロマンティックが観客にも伝わるほどぷわーーーと出てきてたんですね、とちょっと思いました次第でした。


     

銀のロマンティック…わはは (花とゆめCOMICS)

銀のロマンティック…わはは (花とゆめCOMICS)