水がね。。。

最近この辺にやたらと台風が上陸します。農家のみなさんにはお見舞い申し上げますが、都会に住む者としては、電車が止まらないか学校が休みになるのか辺りがもっぱらの関心事項です。通勤に電車を使いますが、途中何本か河川をわたります。雨がちょっとでも降ると、どの川も茶色の濁流がごうごうと流れ、鉄橋のぎりぎりまで迫り、恐ろしいことこの上ありません。また、以前川の近く(とはいってもうちは高いところにありましたが)に住んでいた時、雨が降るたびにやはりごうごうと濁流が流れ、すごい勢いで砂がたまって川が埋まり、しかし雨がやんで半日もすれば水はひいてその川底の砂山が露出するというか水がほとんどなくなってしまうというか、まぁそんなんでした。去年は地下鉄二号線が長雨で水に浸かり、会社に行った夫は無事に帰ってくるのかとか心配したものでした。なんつーか、町中水浸しでしたな、去年は。ひと言だけ言わせていただけるならば、治水の満足にできてない都市は、都市として十分な機能を持っているとは言えない、です。この首都には、今でも半地下という罰ゲームみたいな安い部屋に住む人が大勢いるし、人家や商店は高台にだけ建っているのではありませんぞ。ちょっとは考えてもらいたいものです。だいたい、道路の脇に側溝が切ってないのが気になります。雨天時の排水をどうすんのかって話です。降ってみたら分かりました、だだ流しです。車道は川です。歩道も川です。人がごみをぽいぽい捨て吸殻を撒き散らしつばをぺってする道路が、夕方になると毎日うす曇りな空から降ってくる雨で、川になっているわけです。歩きたくないにも程があるんだぜーですよ。ついでに、公共部分の排水がそんなんなので、家屋の排水も酷いもんです。雨どいというものがないか、あってもものすげー年代もので(八十年くらい前に出来たんじゃねってくらい)、そして途中までしかありません。道路にぺーって流すわけです。しょうがないよね、側溝が切ってなかったらどこにも誘導して流せないもん。でも酷いのになると人間の膝とか腰とかの高さから、水がばしゃーっとなってる雨どいもあります。ありえん。橋とか高架道路からの排水も、人間の頭より高い位置からじゃーっと水が出てます。いや、足首辺りからじゃーっと出てるのもあります。なんつーか、ちゃんとしろよってつくづく思います。首都だぜ、そんな汚くていいんですか。
あ、この日記は十八日に書きましたので、台風は既に三つ程上陸し、そして去って行った後です。
雨だけじゃなくて風に対しても無防備なんだぜ。それは台風のあんまり上陸しない土地だからなんだけど、窓にね、雨戸やシャッターといったものがないんですね。ベランダもない。つまり、壁面がさえぎるものも何もなくつるっと窓ガラス(しかも一枚一枚がでかい)で構成されていて、しかもそれを守るための雨戸もないということです。で、ですよ。こないだてんびんとかいう感じの名前の台風が来ましたでしょう、14号でしたか。あれが首都を直撃かかすったかくらいのところを通ったんですが、もうテレビが大騒ぎでですね。確かに地方都市と農村では被害もそこそこあったんですが、首都では備えていれば大丈夫って感じだったと思うんですよね。あ、でも看板とか飛んでくるし危ないから、あくまでも備えていればだし、風の強い時間帯にむやみに出歩かないとかそんな常識的なことをしてればです。テレビでね、窓ガラスにテープを貼ってくださいって放送してたわけですよ。終日、何度も。で、台風が通り過ぎたあとのニュース見てたら、たてよこが私の身長くらいあるでっかい窓ガラスにガムテープ的なテープをただバッテンに貼ってある窓が飛来物で割れたって映像が流れましてですね。なんかさ、考えて貼りなさいよって思ったわけです。飛来物が当たって窓が割れちゃった時に、ガラス片が飛び散らないようにテープを貼っておくんでしょう? テレビでもそのように説明していたような気がするんですがね、飛来物が当たると危ないのでガラスにテープやシートなどを貼るなどしておきましょうみたいな。あ、これじゃ説明してないかも。どうかな、聞いてないだけで説明してると思うよ、多分。おまじないだとでも思って貼ったのかな、バッテンに貼っておくと飛来物が避けるから、危険防止のためにテープ貼る、みたいな。いやまさか。バカにしてるんじゃありません、もうちょっと考えなよって思ったって話です。うちは以前の住人が窓にシートを貼りまわしていたので、厚手のスクリーンを全部下ろしただけでした。水とかカップ麺とかお菓子とかあほほど買いましたら、夫に「おお、これはまさに日本人って感じ」と言われました。確かにそうかもね。