似てるところと違うところ。

二つの異なる言語に接しながら、いや、片方は母/語なんですが、接しながら生活していると、なんかいろいろ面白いです。似てるところと違うところがあるのが楽しいです。似てるところは、語順です。AがBと遊んだ、っていう文は、ここでも同じAがBと遊んだ、って言います。英語圏に行くと、Aが遊んだ、Bと、みたいな語順になるんですよね。ここが楽しいというか、勉強しやすくて楽でした。また、語彙が似てます。これは理由も分かってて、近代の日本統治時代とかに導入したり流入したりいろいろな言葉がそのまま使われているからですね。多分。漢字の読み方もなんか似ていて楽しいです。日本の漢字の読みに、音読みと訓読みと二種類ありますね、その音読みのうち、比較的古く日本に入ってきた(多分)呉音という音読みがそっくりです。ちなみに他の音読みは漢音と清音です。呉音は、現代日本語では、仏教用語に多く残っているようです。明るいをメイと読むのが漢音で、ミョウと読むのが呉音です。お灯明のミョウです。行くをコウと読むのが漢音でギョウと読むのが呉音です。アンと読んだら清音です。修行のギョウです。ちなみにアンは行灯のアンです。さらに立つをリツと読んだら漢音でリュウと読んだら呉音です。建立のリュウです。古くはリウ、あるいはリフですかね。韓国語の漢字の読み方は、この、ミョウやらギョウやらリフやらみたいなのと対応してるんではないかな、と、お勉強中に思いました。でも、私の周りでお勉強していた人たちは、あんまりそういうことを思わないみたいでした。そういうもんですね。そういう場でいろいろ暑苦しく語るとキモがられるので、その時はあんまり語らず黙ってました。今は漢字を教えるという授業を持っているのですが、時間がなくて、こういうなんか分かるような分からないような話をする暇がありません。残念です。