デートで映画館に行くリスク。

また仰々しいタイトルですが、話はばかばかしいです、通常営業です。
ネット上のどこかでね、どなたかが言ってらしたんですけど。デートで映画に行くのって、リスク高くね? つまんなかったらどーすんの。って。つまんなかったねって話すればいいんじゃないでしょうか、と思ったんです。あるいはなかったことにすればいいんじゃないかと。
デートで映画って、場が持たないからですよね。二時間顔つき合わせて話したりしなくていいから、そしてその後はその映画をさかなにご飯食べたりできるから。もうなんか誰が見てもわかる馬鹿映画だったら、その馬鹿映画さについて二人でこき下ろせばいいんですよね。いい映画だったらよさについて話すように、悪さについて話せばいいんですよね。でも、ひとりはいいと思ってもうひとりは悪いと思ったのなら、ちょっと困りますよね。そんな時私はいいと思った点と悪いと思った点についてふたりともがそれぞれ話せばいいと思うんです。でも実際には難しいです、相手を言い負かそうとやっきになってしまう人が私を含めて世の中にはたいへんに多いのですから。しかもこのいい点と悪い点を述べ合うというのは、ある程度の仲良さを得てからしか有効じゃないですね。友だちの紹介で出会って今日で二回目みたいなメル友と初デートとかだと、こんな討論とかはしかねますよね。そんな時にはその映画をなかったことにして自己紹介とかすればいいんじゃないかと思うんです。
でも、どんな対処をとるにしても、最初にその映画を見た感想を、述べ難いですよね、相手と違ったらどうしようかみたいな、で、曖昧で何かに包まれたような探りあいをしないといけない、それが私は苦手です。これこれこういうシーンについてどうでしたか私は面白いと思ったんですけど、みたいに比較的きっぱり言っちゃうとたまにドン引きされる恐れがあるから。でも私は言っちゃいます。だってさ、趣味が合わないなら初めに知った方がいいかなと思って。お互いに、苦痛なのに相手に合わせ続けるとか苦しいですよね。あまりにも趣味が合わないのなら、二人で映画を見に行くのは諦めた方がいいんでしょうね。趣味じゃないって言ってる人連れてくのも苦痛でしょう、好きじゃない映画に付き合うのも苦痛ですけど。だからって一般の人は一日に映画を二本見たりはしないですものね。好きなのを一本ずつ選んで二本見て帰るとかもありかと思いますが、普通はやらない。そんな時間あったらご飯とかショッピングとかになるでしょう。ひとりでやったって後で話すと引かれますもの。す、すごいね、映画好きなんだぁ、みたいな。引いてるなら引いてるって言えばいいのに気持ち悪い。やらなないわよあなたと二本立てなんて、みたいな。でも最近、DVDなら二本立てやります、友だちと。正確には先輩と後輩と私とで。楽しいです。金曜日には「コナン」の「天国へのカウントダウン」と「アザーズ」を見る予定です。私の好みで選んだら私がべらべら喋ってうるさいだろうと思うのに、それが楽しいからいいって言ってくれるんです、親切でいい人たちです。
今日のお話は、反省とか自戒とかの気持ちで書きました。金曜日にはいろいろ気をつけて臨みたいと思います。