『太王四神記』の話。

今日の記事では、お隣の国について少し書いております。悪口ではありませんし悪口に見えるように書く意図もありません。が、しかし、とりようによっては悪口に見えちゃうかも知れません。もしうっかり気分悪くなりたくないなって方は、お読みにならない方がよろしいかと思われます。























去年に引き続き『太王四神記』を見ております。一週間に二話以上見ちゃだめっていうマイルールなので、なかなか進みませんが、そうしないとたくさんお金使っちゃうからだめなんです。今冬で、電気代がすごくかかるから。夏はいいんですよ、暑いのは我慢できる、我慢しすぎてちょっと熱中症らしき症状出てびっくりしたけど。冬はいけません、近年少しましになったとはいえ、寒いと末端から冷えてきて手足が氷のように冷たくなり、ゆっくりと死に近づいていく気がします。暑いのは耐えられるけど寒いのは我慢できません。だってさ、寒いの我慢してるとびっくりするほど肩が凝るんですよ。身体に力が入るんでしょうね。じゃあたくさん服を着るとよいかというとそれも違う、行動のいちいちが阻害されてすごくストレスがたまりますし、その着てる服のせいでまた肩が懲ります。ゆっくりと死に近づいて(ry 腕は下に降ろすのがいいんですよ、真下に降ろせなくて少し身体から離れてるとかストレスです、離してるならいいの、離れてるのが嫌なんですよ。炬燵でアイスとまではいいませんが、それなりの服装で寒くなくすごせるほどに室温を保って、代わりに借りてくるDVDや買ってくるマンガを減らすのです、物悲しいですが命には代えられません。
で、『太王四神記』です。韓国の大河ドラマですね。私は韓国語があんまりわかりませんので、畢竟、日本語字幕で見る、ということになります。日本語の翻訳能力はというか、もとの意味や雰囲気、気分なんかをなるたけ壊さずに(多分)、まったくの直訳ってわけではない日本語らしい言い回しに変える、しかも、少しは時代劇らしく、っていうの、すごいと思います。まだ死んでない。
でもね。確かに韓国では、80年代以降漢字をほぼ完全に排して国をまとめてきましたね。現代では、違う意味だけど同じシーンで使われる同音異義語があってあまりにも紛らわしいが絶対に間違われたくない場合とか、理由はいろいろあれど漢字があることを主張しないといけない場合(?)とか、日本人や中国人の人名であるとか、中華料理屋とか日本食の食堂の看板であるとか、日本人の先生に名前の漢字を教えてくださいと可愛く頼まれたとか、そんな場合をのぞいてはほとんど漢字は見ませんし、また「若い子」は書けませんし読めません。塾に通ったり学校の課外授業的なところで習っていれば別です。おじさんとはできる筆談が若い子とはできないのです。漢字文化圏に育った者としては、アジアの一部なのに不便じゃないかなと思いますが(自分とこで流通してる漢字が身についていればよそで見た漢字も見当つけることができますし、そしたら漢字文化圏に遊びに行くのがちょっと敷居低くなりそうだし、うっかり拾ったハンカチに書かれていた名前から恋が生まれたりするかもしれないじゃないですか)、まぁでもそれはよそから何か言うことじゃないからいいんです。ここでは、今は漢字を使わないってことを言いたいだけでした。
でね。でもね、以前は漢字を使ってたんですよ。例えば「太王四神記」の時代には。国も地域も都市も山河も人も名前にはたいてい漢字がありましたよね(なかったらすみません、たいへんすみません、でもそれらは表記をしなければならないので必ず漢字があったと思うのです、なかったらすみません、たいへんすみません)。だからね。人名も地名も、漢字で書いてくれよ、翻訳してくれた人。画面に映ってる地図やら張り紙は漢字で書いてあるんじゃん! 地図には現代の視聴者(韓国のね)に配慮してかハングルが添えてありましたが。でも基本は漢字で、漢文なんですよ。
もちろん、お隣の国が漢字を使わないことに決めたから、体育関係の国際大会のテレビ中継で選手の名前をカタカナ表記にすることにした、みたいなのは、いいことだと私は思っております。漢字を使う国の選手は漢字で、使わない国の選手は詠み方をカタカナで、表記するっていう、一応一貫した姿勢、的な。でもさ、時代劇なんだよ、そこで漢字使ってたんだよ、いいじゃん、漢字で字幕つけたって。名前とかさ、カタカナしかないと覚え難いんだよ。ちょう困るー。例えばですね。
よんさまが演じてる王さまは「チュシンの王」という人で、「チュシン」がふっるい国の名前なんですが、「チュシン」には「聚慎」という漢字があるんだそうです。『新暗行御史』っていうまた関係ないマンガの冒頭に、「むかし、むかし、東方に聚慎(ジュシン)という国があり、〜〜」という一節がありまして、この「聚慎」が「チュシン」なんだって、韓国の子に教えていただきました。じゃあ、多分名前が「タムドク」って表記されてる王子さまも「ホゲ」って表記されてる王孫さんも、漢字あるんだよね。日本語の感覚で話して悪いですけどこのホゲって、ちょう可哀相な語感ですよ。辞書にはありませんがね。
あー、勢いにまかせた感じの記事ですが、一応見始めた時からずっと思ってはいたんです。最近そのホゲさんが荒れ気味で、悪役みたいになってきて、なのにホゲかぁと感慨深かったので、書きました。何かの意図があって名前をカタカナ表記にしてたんだとしたら、翻訳の方と字幕の方、ごめんなさい、たいへんすみません。その時にはそれがわかった時に新しい記事でごめんなさいすることにして、今日はこの辺で。