年下だと思われてたッス。

今日、非常勤の先生と大学院生さんと一緒に夜ご飯をいただいたんですが、その最中に年齢の話になりまして。で、院生さんが今何歳かとかそんな話してたんですよ。そしたら、××歳だって言うじゃないですか。非常勤の先生が「柳橋先生も××歳じゃなかったですか?」と。や、確かに日本式に数えればそうですが、こちらの様式では日本でいう数え年になりますから、一つ年上です。って言ったら、院生さんが非常にびっくりした様子でした。
 
じゃあ、なんですね、彼は半年間、年下の人物にかなり丁寧な敬語を使ってたわけですね、主観では。それは結構理不尽ですよね、多分。こちらではなんといっても生まれた年の違いを身分の上下のもっとも大きな基準にするようですから(自分の今までの言動がかなりヤバい感じであるように思えるんですよ、この辺にいると)。年下なのに、先生だからって敬語、しかもかなり丁寧に。理不尽。よかったね、真実が判明して。でも何歳だと思ってたんだろうか、というところが結構気になります。私は特に童顔ってわけではないと思うんですが顔が丸いのと表情が子どもっぽいので、成人してからはわりと年齢より下に見られることが多いです。さっきまでタメ語だった人物が突然敬語で話し始めたりして、ちょっと面白かったりします。
 
でもね、これで私はその院生さんからお付き合いを申し込まれる可能性が大きく減じたことになります(あ、特にお付き合いしたいとかそういう想定があったわけではないのですが、話の流れとして、ですね)。この辺りの文化では、まだまだお付き合いを始める時の流れとかが様式化されているようですから。
どんなんかって言うと、男子が女子とその友だちたちに、当該女子を好きなことを触れまわる、というか、宣言する。当該女子は、当該男子を嫌いでなければ、その告白を受諾する。です。お付き合いを始めた瞬間から、周辺の悉くがそれを知ってるんですよ。日本人としてはやりにくいとか秘密の恋萌えってないんだーとか、ちょっと微妙ですよ。それに、別れる率も結構高いらしいですけど、周囲みんなが知ってるって嫌じゃないのかなーとか。まだ別れたカップル見たことないですけどね。あと、女子はそれでいいのかって言ったら、いいみたいです。好きになれるんかな、とか微妙に心配ですが、そういうもんらしいです。みんなラブラブっとしてます。面白いです。なんかわりと問題を感じますが、若い世代から少しずつ変わってきてもいるみたいでもありますし、なるようになるんでしょう。日本がこんな感じになったみたいに。
そして、男子はおおよそ年下の女子を好きになります。なんでって、そういうもんだからです、多分。顔とか性格とかより重視してんじゃないかな、年齢。とかいう想像を許すほど女子が年下カップルばっかりです。女子はみな自分の彼氏をにーちゃんと呼びます。年上受萌えとか年下攻萌えとか存在しないんでしょうね、利準とか準山とか榛加とか大市とかあり得ないんでしょうね(←名前を出すなよこの腐女子がー)、それはちょっと寂しい話ですよ。萌えが少ないのは問題ですよ。布教? いやいやそれはいくら私でも無理っス。私なんか授業の目標って紙に書かせたら「先生に会いたくて受講を決めました☆」とか書かれて萌え上がってるくらいが関の山ですよ。言えませんけどね、どこにも(だからこんなとこで言ってるわけですが)。
 
 
 
明日か明後日には、またちょっと「千と千尋の神隠し」の話がしたいと思います。まとまったらの話ですが(半分くらい私信)。それから、できるだけ今週中に『掌の小説』は「指環」の話をしたいと思います、こちらもまとまったらの話ですが(ヤマもオチも多分イミもない話しかできないとは思いますが)(私信)。すみませんダメなおとなで。