主人公に思い入れられない話。

今日も私の話してもいいですかね。
主人公があまり好きではないのです。なんでかな。主人公が嫌いで敵キャラが好きってなら判官贔屓ですが、そうと限ったわけでもありません。あと雑魚キャラには基本的に用がないです。気の毒なライバルたちは大好きです。あー、敵でも好きなキャラクタは好きですし嫌いなキャラクタは嫌いですから、一概には言えないですね。
それに、やっぱり主人公は一番派手だし目を惹くように造形とかがなされてるから、最初に目を惹きます、忌々しい。一番最初から出ている場合が多いし。でも、いつもいつも作品を読み進めるうちにだんだん主人公がどうでもよくなって(あるいは時折ウザくなって)きて、あんまり出番のない美形とか扱いの可哀想な美形とかあんまり出番のない長髪とかあんまり出番のないライバルとか多分この先二度と出てこない二年生エースとかそういうキャラクタに深い思い入れを感じてしまい、どんどんマイノリティになっていきます。
それでも好きなキャラクタが主人公の周辺人物ならまだいいです、たまになら出てくるから。でも一回きりしか出てこないとかもう二度と出てこないとかそんなキャラに恋しちゃった日には、なんていうか、不幸の極みですよ。自家発電するしかないって、わかってもらえますかね。もちろん嫌いっていうほど嫌いな主人公もあまりいませんが。
十五年来、普通に頑張ってる普通の主人公を愛せる普通の体質の方々がうらやましくてなりません。
 
ほんとは今日は腐女子の来歴って感じで自分の話を展開させようと思ったんですが、書き終わった直後にあまりのカオスっぷりに自分で自分と自分の文章に青ざめるみたいなアクシデントが起きたために、腐女子の来歴はなかったことになりました。なんでこんな自分の話ばっかりしてるかというと、外に出ないから自分以外に目を向けないからです。ダメです。だんだん自分と部屋の境目が曖昧になって、部屋と自分が一体化してきた感じがします。映画のようです。