帰国とか女子力とかにょた化とか。

両親が帰っていきました。私も帰りたいー(涙)。いやいや。ソウルは非常に涼しかったですが、木浦は非常に暑いです。仙台と名古屋の違いみたいな。
夜ご飯をお友だちと一緒に頂きました。肉です、肉。うまー。それからお茶して、帰りました。うまー。
夜、20日ぶりにネットの海に出ました。ちょう久し振り。あぁ、萌える、萌えます、補充ですよ補充。きゃー☆ ええ、なんか二十日間もネット落ちしてると、自分が何に萌えてたのかわかんなくなりつつあって、自分の中でキャラクタの皆さんの性格が崩壊していくんですよ、キャラ崩壊ってやつ? いや、ネットで萌え補充してたって崩壊する時は崩壊するかな。つか、萌えが足りなくて、苦しかったんですよぅ。あまりにも何かが足りなかったせいで、卒業ネタとかにょた化とかにまで手を出す始末ですよ(書いた?うん、少しだけ)。ていうわけで、補充できてよかったです。これでまた明日から楽しく妄想できます。
 
あ、冒頭の、「(涙)」ってのは、女子力です。ていうか、恋のA級検定で学んだテクです。本来はメールで使用するんだそうです。「(涙)」は私の応用ですが、「(泣)」とか「(怒)」とか「(笑)」とかが例にあがってました。えっと、デジタルな文面の隙間に垣間見える女らしさ、みたいな感じの解説がなされてました。楽しいっすね。私は隙間に女らしさを垣間見せたりするのは非常に苦手ですから、メールには普通に絵文字を使います(まだあんまり上手じゃないですけど)。日記で絵文字を使わないのは単に使えないからです、この日記の機能として。
でもでも、馬鹿やはさみと同じように、こういうのも使いようですよね☆ アレですよ、「「てへっ」なんて普通に使っちゃうような人間にロクなやつぁいねんだよ」みたいな感じですよ。あ、上の「☆」は、数少ない、私が普通に使いこなせる絵文字や記号の一種です。
 
「にょた化」について。「にょた化」というのは、「女体化」の略で、本来(おそらく)男性であるキャラクタを、身体的に女性に変えてファンフィクションを作る遊びのことです。「ふたなり」ではなく、「女体」です。……間違ってたらごめんなさい。私が一生懸命人さまの書いたファンフィクションやそれに関する解説などを読んで得た知識では、こういう解釈がなされました。
「にょた化」には、大きくわけて二つの流れがあるようです。ひとつはA「当該男子キャラクタを、生まれた時から女性だったことにしてしまう系(実は女性だった系)」、もうひとつはB「当該男子キャラクタがある日突然女体化してしまう系(目が覚めたら身体が女になってしまっていた系)」、です。便宜上A、Bと分けてみましたが、アルファベットの記号にはまるで意味がありません。ピッチャー(ていうかエース)高瀬を例にとって、話を続けたいと思います、なんで高瀬が例かというと、私が楽しいからです、他に何の理由もありません。
Aでは、高瀬は生まれた時からこっそり女性です。ここでファンフィクションの方向性はまた二つに分かれます。1「女子である高瀬が、(女子であるということを隠して、あるいはアクシデントなどで結果的に隠すことになって)野球やって名門高校でピッチャーをやる系」、2「女子である高瀬が野球をやっていない系」。
1は比較的原作準拠ですが、すごい頑張って作品世界を構築しないと、無理が出がちです。だって、とう……げふっごふん、高瀬の所属する名門高校野球部は、原作によって去年夏季大会で全国大会に出場してるんですよ、つまり甲子園に行ったということです、百七十校の地方予選を勝ち抜いて。ちなみに部員も百人からいるそうです。そんな学校でエースやるのは男子でも並大抵のことじゃないですよね。その役目を女子にやらせるんですから、なんかすっげー頑張って世界を構築しないといけなかったりする気がします。って、ちょっと違う感じもしてきました。高瀬を名門高校野球部に所属させなきゃいいじゃん? 別の高校に行かせればいいじゃん、にしう……げふっげふん、硬式野球部発足一年目の公立高校とか。あ、それでも世界を構築しないといけないことに変わりはないのか。そうだよね、比較的原作に準拠しつつ、女体化した高瀬をどっかの高校に通わせて野球させなきゃいけないし、名門高校の方は高瀬の穴を別の誰かで埋めなきゃいけないし。
2は、もはやオリジナルと呼びたくなるほど別世界なファンフィクションになっているように思います。けど、それでもかなり原作準拠なファンフィクションも存在したりして、あーなんていうか、普通に小説書いてデビューしてくれよみたいな構成力ですよ。
で、Bです。これはもう、野球しててもしてなくても関係ないです。ある日突然女体化して、そして突然元に戻る、その条件さえあればなにが行われても別にいんですよ、って感じですよね皆さん。Bでよく見かけるのは、掛け算されてる他の男性キャラクタとかそれ以外とかとの性描写です。や、Aでもよく見かけますけど、Bでは特に顕著な感じがする、という話です。世界の構築に文章を割かなくていい分、そんな描写がねちっこくなるんでしょうかね。Aで性描写が丁寧な場合は、作品自体も長大であることが多いように思います、私が見た数少ない例では。
えー、性描写がどうのと話題にしたのは、「にょた化」が、当該キャラクタの、原作に準拠した生活ではなく、恋愛とか性とかについて描きたい時に使われる、と思えるからです。ていうか、当該キャラクタの性について書きたそう、そんな感じ。いや、全部がそうではないですよ。婦人の身体や規範についてけっこう振りかぶった感じの意見のありそうな作品もありますし、あるいはにょた化してなおかつ原作準拠を試みる、という作品もあります。いろいろです。でも一番多かったのは、恋愛や性について書きたいんだよね、という作品です。
じゃあ、そもそもなんでみんなそんなににょたを書きたいんでしょうかね。女子キャラで書いてればいいじゃん。いやいや、そういうわけにはいかない事情があるんですよ。って何? 決まってんじゃん、当該キャラクタを、書きたい、描きたい、ですよ。高瀬を書きたい、けど女子の身体が書きたい、じゃあ高瀬をにょた化しちまえー、とこうなるわけです。あ、あれか、コスプレの延長かも。ネクタイを外したい、スーツを着せたい、ホストの格好をさせたい、カフェの店員にしたい、女子の制服を着せたい、スカートをはかせたい、脱がせたい、ナースの服を着せたい、花魁の格好をさせてみたい、着物を着せたい、脱がせたい、女子にしてみたい、女子の身体にしてみたい。うん、同じなんだ。
あ、でも嫌なこと思いついちゃった。ファンフィクションしてる女子は、女子の身体というものを、制服やコスチューム(一緒だよ)と同じように客体化している、とか。「客体化してる」ってのは、ちょっと失敬な観察眼で眺めてたり分析してたりする、くらいな感じで。うーん、そうだとすれば、ちょっと何か問題を感じます。だって、女子の身体を客体化してる腐女子は、自分に備わってる身体をどうとらえているの?って話につながるからです。長くなるからこの話は後日に回せという警報がなりました(遅い)。
あるいは、ちょっとうがってますけど、こういうのも考えました。男子の身体で男子と掛け算して性描写を書くのは楽しい、でもこいつが女子だったら、経験に基づいてあるいは実物をモデルにして、もっと真に迫った描写ができるのに。とか、書いている人たちが思っているのかも、と。そう、書いている人が女子だから、女子の身体は書きやすいんですよね、多分。腐女子方向のファンフィクションで男子の身体を紋切り型とかテンプレ風とかでなく描写してる人を見ると、私は尊敬を覚えますもん。とか、でも自分は多分そうじゃないので、人によりけり、だと思うことにして。
んー、今日も何の話してたんだか。あー、にょた化される人材は、私が例にあげた高瀬をはじめ、にょた化ファンフィクションの書かれてる同じサイトの中でさかんにCPなファンフィクションが書かれてることが多いようです。当たり前みたいですけど、ここ大事です。理由はいろいろなんでしょうけど、やはりにょた化が、恋愛や性を描きたいから書かれる証左となるでしょう、みたいな。
あ、あと、「ふたなり」は、オリジナルでいいじゃんくらい完成度の高いとこで一回見ました。それ以外では最近見てません、みんないさぎいいよね、男子のままか、思い切って女子にしちゃうか、だもん。で、「ふたなり」は女子の身体と言い切れない微妙な感じなので、ここでは「にょた化」には含めませんでした。
この話の最後に、「ふたなり」ですけど。差別語になってましたっけか? もしなってたら、使っちゃってすみません。それから、私が「ふたなり」って言っちゃったせいで気分を害した方がいらしたらごめんなさい。それから一応「にょた化」って言われて気分を害された方がいらしたらごめんなさい。あと、高瀬を例に出しちゃって、ごめんなさい。
ちょう一気に書いたので、誤字脱字など発見した方がいらしたら、こっそり教えてください。
 
どうしよう、今日の日記すっげー長い。しかも書いたの今日じゃない。もう日記じゃねーよこんなん。