14歳。

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左から、『新世紀エヴァンゲリオン』、『美少女戦士セーラームーン』、『ふたりはプリキュア』、『聖闘士星矢』。『エヴァンゲリオン』だけBoxなのは、いろんなバージョンがありすぎて、買ったことない私には見分けがつかなかったから。この見た目のBoxだけは、友だちのうちで見たことあったんです。で、『セーラームーン』と『プリキュア』は、ファーストシリーズです。『聖闘士星矢』がファーストシリーズでないのは、私の趣味です。語りだすと小一時間水も飲まずにマシンガンのごとく喋り続けますから、ここではやめます。
で、これらのアニメは私の大好きな方から並べて10本の指に多分入る作品群です。でも、私の好きなアニメは他にもたくさんあって、でも今日はこの4作品です。なんでこういったラインナップかと言いますと、これらのアニメ、主人公たちが同学年くらいなんですよ。
エヴァンゲリオン』は、TVシリーズ26回と2〜3本の映画の作品です。近年、TVシリーズを改作した「新劇場版」が公開されましたが、違う作品だと私は思ってます。で、ロボ的な何か(いや、「汎用人型決戦兵器」っていうそうですが)に乗って戦う男の子が主人公ですが、彼は14歳です。そのロボ的な兵器には14歳の男女しか乗れないそうで、主人公以外にも何人かパイロットがいますが、ほとんど14歳です。ひとりだけ15歳の男子がいますけど、なんかイレギュラーな感じの登場なので、例外ってことで。彼らは滅びかけた首都の同じ学校に通う、中学二年生です。
セーラームーン』は、TVシリーズ200回で、無印、R、S、Ss、スーパースターズと、5つのシリーズを重ねて五年くらい放送し続けた作品です。映画もいくらかありますし、TVスペシャルもたしかあったかと思います。で、前世からの因縁で地球に侵略をかけてくる(およそ宇宙からの)外敵と戦う、変身美少女が主人公です。変身は半年ごとにデザインの変わるスティックとかコンパクトとかで行いますが、主人公のほかにも数人、同じように変身して戦うおつきの女の子たちがいます。毎回のように、冒頭で口上が述べられます。「あたし、月野うさぎ。14歳。ちゅーにっ(中二)。(中略)性格はちょーっとおっちょこちょいで泣き虫ってとこかな。でも、ほんとは。愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン!」て感じでした。一緒に戦う子たちもみんな、14歳で、東京都内の中学二年生です。ただし、シリーズを重ねてくると、受験したり高校に入学したりしてました。最終回では高校二年生って、向上を述べてたかと思います。
プリキュア』は、TVシリーズで1年、バージョンを変えてもう1年、映画が2本です。完結したのち、番組のタイトル以外全てを入れ替えてさらに3年ほど放送していますが、これはまた別のアニメです。二人で1セットの妖精の力で変身して戦う二人で1セットの女の子たちの話です。この子たちはビジュアルは小学生みたいですが、14歳くらい、中学二年生です。
聖闘士星矢』は回数が多すぎてよくわかりませんが、原作つきのアニメ化のくせに人気があったのでTVオリジナルがあったり、キャラ設定が原作と全然違ったり、さすがは集*社です。映画もあります。で、最近、なんで最近なのかわかんないんですけど、原作の中でアニメ化されていなかった部分が、OVA(多分)になりました。DVDを買うかどうか、真剣に検討中です。えーと、これは、特殊な出生の主人公たちが、全地球規模に散っている特殊な地域で特殊な修業をして、特殊な鎧を手に入れ、ギリシャ時代より転生を続ける女神アテナを守る戦士として活躍する、という内容です。絵柄からはとてもそうは見えないんですが、主人公たちは13歳と14歳と15歳の少年です。学校には行っていない模様です。
 
こうやって並べると、アニメって変な世界ですね。大好きです。あ、そうそう今日は言いたいことを憶えてます。
世界の平和は14歳が守っているんですよ!
でした。……えーと、例えばガンダムパイロット(でいいんでしょうかね?)は高校生くらいの大きさだし、ナウシカは17歳くらいだし、おじゃ魔女どれみは小学生だし、とかってことはわかってるんですが、好きなアニメを並べてみたら中学生が世界のために奮闘したり健闘したりする作品ばっかりだったので、ちょっとアレな感じがしたんですよ。あ、でも、最初に世界を守るのは中学生ばっかりだなと思ったのは、自分が高校生の時でした。まだ『プリキュア』は放送されていなくて、『セーラームーン』はもう終わってました。『聖闘士星矢』には世間の腐女子から10年くらい遅れてハマりました。生まれてくるのが10年遅かったと思った日々でした。『エヴァンゲリオン』は、数年遅れでした。今は野球マンガとそのアニメに夢中です。どうしてジブリ製のアニメの話は普通にできるのに、このラインナップの話はごめんなさいと思いながらしかできないんでしょう。しかも野球マンガに至っては、ごめんなさいすぎてタイトルすら普通には出せない始末です(いや、ひと月半ほど前に出してるけど)。多分自分の中の腐女子的萌えが高ければ高いほど、ここで話せなくなるんでしょうね。いいことなんだろうけど、フラストレーションがたまります、少しだけ。身近に聞いてくれる人が誰ひとりいないんだもん!!
 
14歳、中学二年生は、反抗期の真っ最中で、学校とか家庭とか子どもを育てる辺りでは「本厄」と呼ばれているようです(今はどうかな、わかんないけど)。つまり思春期で、心がとても不安定な時期なんですよ。友だちと些細なことでうまくいったりいかなかったり。一般的な感じに、あるいはマイノリティな感じに恋をしてみたり。両親や兄弟姉妹、家庭環境のことで悩みがあったりなかったり。学校で事件が起こりやすいのも、この頃です(ちょっと偏見です)。また、事件が隠蔽されたりもしますし、おとなに対して不信感が生まれたりもしますよね。また、身体的にも変化の大きい年頃です。女子はほとんどが初潮をみて、不安定な月経が非常に不快な時期です。女子の身長はおよそ伸び止まり、男子はすくすく伸び始める頃ですね。同級生とか身近な異性や同性を見て、恋に落ちるだけじゃなくて妄想し始めたり劣情とやらを抱いたりするんじゃないですか。しない人もいます。
ことほどさように(なんかいい加減ですけど)、14歳くらいとは、心も身体も不安定極まりない時期ですよ。だからこそ、さまざまなドラマが生まれるし、作品の主人公にするだけの価値があるんですよね。ただその作品の対象年齢の件だけが問題なのではないと、私は思っています。