一週間前の、TVで野球観戦。

そういえば先週の日曜日、野球中継を見ました。日本のやつ。甲子園で阪神巨人戦です。日本のBSで朝っぱらからアメリカの大リーグ中継をやってるみたいに、こちらでは時差がないから、夕方の6時から中継です。で、日本でアメリカの試合を中継しているのに日本語で実況をつけてくれるみたいに、こちらでは、韓国語で実況をつけてくれます。毎日やってくれたら少しは言葉も憶えると思うんですけど、なかなか(言い訳)。
先発がタイガース杉山とジャイアンツ内海で始まった試合は、淡々と地味に進み、3−1くらいでタイガースが地味に負けたまま8回辺りまできた時点で、私はもうその日は勝てる気がしませんでした。もちろんタイガースが、です。あまり主張するのは賢くない行為ですが、一応20年以上タイガースファンなのです。野球とかサッカーとかラグビーとか、時間のかかる球技を観戦する人は分かるかも知れないし分からないかも知れませんが、途中まで勝っててそのまま勝ちそうな気分の日とか途中まで負けててそのまま負けちゃいそうな日と、そんなのを感じるのは一般的なような気がしますし、希望とか諦めとかそういう説明ができちゃいそうな気もしますが、その他に、序盤で相手に大量得点を許してもなんとなく勝てそうな日と、逆に毎回出塁毎回得点みたいな展開なのになんか負けそうな日と、あるんですよね。ありませんか?ありませんか。私の場合は、そんな感じとか気分とかは、いつも当たるわけじゃないので、予想屋さんとか巫女さんとかにはなれません。
で、8回にタイガースが一点返したものの、終盤(多分最終回)になって、ジャイアンツは抑えの守護神クルーン投手を投入してきました。クルーン投手はかつて横浜ベイスターズにいた、日本では珍しい160キロ投手です(アメリカとかでも珍しいのかな?少なくとも日本では唯一かも知れないです。違ったかも知れません。調べてません、ごめんなさい。でも日本のプロ野球で161キロの最速記録を持ってます)。私はクルーン投手が横浜時代161キロの日本記録を出した時、テレビで見てました。二年位前でしたか。夏だったです(後で調べました、2005年の7月19日でした。甲子園球場でした)。その時も勝てる気が全然しなくて、そして負けました(確か、そう)。その時も甲子園球場だったような気がするんですけど、観客席が異常に沸いていたのを憶えています。ドキドキしました。敵味方問わず、いい選手を見ると心が躍りますね。脱線しました(後で調べました、2005年の7月19日でした。甲子園球場でした)。
クルーン投手はこの日もやっぱり球が速くて、テレビのこっち側で見てても、一目瞭然なんですよ、速いの。それで、久しぶりに見た中継なのに、負けちゃうなと思いながら見てたらですね、クルーンの160キロストレート(嘘です、フォークが抜けたのかもしれません)がバッター矢野の頭部の近くに飛んでいって、矢野が危うく死にそうになりましたですよ。当たらなくてよかったね。で、矢野がその打席フォアボールで歩きました。なんかこの辺で、負けそうな気があまりしなくなって、普通に楽しく熱中して見られるようになりました、だから、マジで気分の問題なんでしょう。したらなんかツーアウトから赤星が、ショートだかサードだかへのゴロを打ち、高校球児のごとく全力疾走してヒットにしました、赤星カコイイ。彼は数年前からファンの間で赤い彗星と呼ばれています。足が速いから。多分通常の3倍相当なんでしょう。で、いろいろあって、最終的にはクルーン投手が崩れた形で、連続フォアボールの押し出しサヨナラで、タイガースが勝ってしまいました。ラスト1球がボール一個分外という際どいコースだったので、三振だとか四球だとかちょっと揉めましたが、静止画像だと外れてるように見えました。
非常に楽しい気分で終わったので、よろしかったです。タイガースファンでいてよかった。
楽しい気分のまま、続きは明日。です。長くなっちゃったからです。この話、実は前振りだったんですよ。