キスは何より早いのか。

キスよりも早く 1 (花とゆめCOMICS) 『キスよりも早く』一巻田中メカ
 
両親を亡くした女子高生梶文乃(かじ・ふみの)が、親戚中をたらいまわしにされることに嫌気がさして、幼稚園児の弟を連れて路頭に迷うところを、彼女の担任尾白一馬(おじろ・かずま)が探し出して、生活の面倒を見、かつ、それを正当化するために結婚する。結婚は誰にも内緒で、しかも文乃が未成年ということもあり、いろいろ、結婚生活は形式的で、ただの同居である。文乃は当初、勢いで結婚という正当化の方法を持ち出しただけだったのだが、先生(一馬)の内面を知るにつれて、先生(一馬)を好きになっていく。先生(一馬)の方も、文乃に惹かれるが、立場上、何もしない。
 
という、田中メカが得意とする、「先生と生徒」もの、かつ「好きだけど立場上禁欲生活」もの、かつ「寸止め」ものっていう、白泉社ルール三拍子揃ってる上に、ツリ目のツンデレという、私の萌え要素満載。それはともかく。
で、これを、周囲の女子に表紙だけ見せたところ、「「キスよりも早い」って、何が?」とか、「キスはそもそも早いものなのか(早い段階でするものなのか)とか、いう反応が返ってきて、面白かったです。
この後、キスと早さの話をしたいけど、病院の時間が迫ってるから、残りは夕方に〜。
 
夕方になりました。
 
少女マンガにおけるキスは、多分、セックスの前(細かく言うならペッティングの前)に、することだよね。そしてそのセックスは、少女マンガにおいては(←ここ大事)、結婚の後で行うことでしょう。最近はそうでもないことも多いけど。それで、キスと結婚ですが、多分、結婚式でキスが、重要だけど、ファーストキスくらいは結婚より先にしててもいいだろう、みたいな? つまり、ファーストキス、結婚式、そこで誓いのキス、セックス、って順で、OK? てわけで、このマンガ『キスよりも早く』は、キスよりも早く結婚しちゃったよ、ってことなんですよね。
……なんか引っ張った割りに大したことない話だね、明日は小説でも書くか? なーんちゃって、なんちゃって。