けいたいでんわ。

昔々、桜の木を鞄に携帯している女子学生の話を書いた記憶が蘇ってちょっとした黒歴史感にうわあぁってなる今日この頃です。書いた時はこの上もなく楽しかったこともおぼえています。こちらではケータイのことを携帯フォンって呼びます。携帯電話のことは携帯電話って呼んでると思います。その携帯フォンですが、スマホ(でいいんですよね、よく知らないんですが、あのでかくて平たくて畳めなくてタッチパネルでボタンがないかっこいいやつ、あいほんとかぎゃらくしとか)が大流行です。道行く人が老いも若きもみんなスマホ持ってます。たまにまだ畳める人もいますが、若いのは百パーセント近くがスマホです。十万円くらいするみたいですが、みんな持ってます。そして教室とかカフェとかで充電します。
このスマホですが、私は必要を感じなくて持っていないんですよね。私が使ってるケータイは二個で、日本のやつとこっちのやつです。このうち、日本のケータイはたいへん高機能で(私のが特にってわけじゃなく、日本のケータイが高機能)、スマホの魅力のうち私が必要とする機能は大抵備わっているのです。ただ、こちらのケータイはあんまり高機能じゃないので、確かにこのケータイしか知らなかったらスマホ欲しくなるだろうなーって思います。こちらのケータイは、メールが全角三十文字くらいしか打てません。そしてそれを二百件程度しか保存できません。ネットも出来ません、ケータイ用のサイトはいくらか見られるらしいですが、私には需要がありません。でもゲームは一回買ってダウンロードしたら二度と接続しなくても機種変しても遊べます。そんな感じです。ちなみに日本のケータイの方は、メールは全角で五千字書けます。そしてそれを千件保存できます。ネットができます。ケータイ専用のページだけでなく、PC用のページを見ることもできます。ヤフーのメールをチェックできます。ただし、こちらにいる間はパケ代で死んじゃうので通信は使いません。私が通話以外でケータイに求めているのは、今のところメモ帳(その五千字分のメール作成機能)と計算機の機能だけです。ネットがしたければうちにも学校にもPCがありますし、通信は業務用の短い文だけで用が足りますし。ただし、国際電話についてだけは、もうちょっと対策をとるべきだなぁとは思いますし、その場合はスマホが有力なのかもしれません。
こういう私にですね、周囲の人たちはスマホを推してくるわけですよ。つかわねぇんですがね。最新の機器を持ってない人はなんか可哀想なんでしょうかね。大丈夫なのにな。