夏風邪は馬鹿がひくのだ。

韓国語で「風邪」は「感気」です(多分)。そして一般人には風邪とインフルエンザの区別がありません。さらにその「感気」を日本語に再翻訳すると、「流感」です。「流感」って、インフルエンザの日本名です。だから、熱出るとちょっとビクッとします。インフルエンザウイルスを周囲に撒いてるんじゃなかろうか、というビクッです。というか、風邪ひきました。ひと月前にもひいてました。慣れとは恐ろしいと思うのは、以前は37度をちょっとでも越えるとぎゃー熱出たーとか大騒ぎだったものですが(自分脳内で)もはや体温計をくわえても38度越えるまではびっくりもしないということです。しかし声が出ないのは困ります。なにしろ喋る商売なものですから。
でも、こないだ結婚式を三日後に控えて風邪をひいた時は、ちょっとびっくりしました。お祝いに夜ご飯をおごってくださるという方々と食べ飲みそして喋って、帰りの電車の中で真っ直ぐに座ってられなくて自分の膝に伏せてたんですが、顔が真っ赤でですね。でも酔ってるんだと思ってました。夜中に家帰って、体温計くわえてみたらいつまで経っても測り終わらないのです、ようやく出た表示は39.5度でした、びっくりしたです。しかし、次の日からは怒涛の日程で、休む暇はないぞという。
その怒涛の日程をちょっと晒すと、次のようです。土曜日朝9時までには家を出て、出入国管理事務所事務所へ行き、外国人登録証をピックアップしました。それから、前住んでたおうちの近くの病院に行って、注射してもらってお薬もらいました。それから家に帰って、引出物のようなものの用意を完了しました。買って置いてあった物たちを包んだってことです。海苔はちょっと不定形でふわふわしてつるつるして、すんごく包み難かったです。海苔自体を消費するのはすごく大変なので、私は煮て食べます。煮て食べると美味しいしすぐなくなります。それからそれら引出物のようなものとか着替えとか靴とか鞄に入れて、高速バスで半島を縦断しました。着いたら真夜中でした。夜中の高速バスはスピード出て怖いです。土曜日は注文していた民族衣装を受け取って着付けを習って(ちょう簡単、浴衣より簡単)、協力してくれる友だちとご飯食べて、エステみたいなのを受けて、来てくれた友だちをを出迎えてお茶飲んでご飯食べて、来てくれた親戚を出迎えて宿舎まで案内して、みたいなのでしたが、ちょう行ったり来たりで楽しかったです。日曜日は早朝に式場に行って、髪巻いて化粧して化粧して化粧して髪盛ってドレス着て挨拶して笑って写真撮って挨拶して笑って写真撮って挨拶して笑って写真撮って、友だちが受付通ってないことが判明して騒いで、入場の際にスカート踏んで、式の最中にいくらか笑いをとって、バージンロード的なとこから落ちて転んで花嫁の父にすげー笑われて、いろんな儀式を済ませて、月曜日の夕方にすげーたくさんの荷物(トランク二個と民族衣装のでかい箱二個と巨大な額縁、額縁発送してよって式場の人に言ったら、割れるから駄目って断られました、なんだそれ割れないように梱包して発送するのが仕事だろうと思いましたがカルチャーギャップかと思って黙ってましたほんとにこの国はもうみたいな)とともに首都に帰ってきて荷物解体して洗濯して、火曜日の朝から洗濯して病院行って注射して薬もらって、昼から荷物作って夕方空港に集合して飛行機乗ってグアム行って来ました。
グアム楽しかったです。やはり夏が大好きです。
あと、Aちゃんに差し上げたブーケが無事に日本に着いたみたいで、たいへん嬉しかったです。
その後グアムで風邪ほとんど治ったけど、帰ってきたらまだなんか冬で、ちょっとぶりかえしたり治り切らなかったりするうちに新しいのをつかまえそうになったり試験期間たいへんだったりして昨日気付いたらまたなんか声出なくなってきてたっていう風邪の話でした。