ちょっとだけ、糸目の話していいですか。

糸目ってキャラクタいるでしょ目が細いキャラクタ。登場人物がぞろぞろとやたらに多いマンガにおいて、関西弁使いとかお嬢さまとかショートカット女子とか長髪男子とか目の細い人物とかが登場しますよね、キャラクタを描きわけるために。この場合「描きわける」とは、見た目に区別しやすくする、ということで、話を続けますね(語尾とかの言葉遣いで描きわけしてる場合でも、マンガでは視覚的に見わけるし)。で、今日は、その中でも、目の細い人物について、少しだけ話をいたします。少しだけです。
目が細い人物には二種類いる、と、私は思ってるんですよ。すなわち、目を閉じている人物と、目を開けても目が細い人物です。でね、私は後者をこそ「糸目」と呼んでいるわけですが。前者は呼ぶなら「閉眼」です。どうかな。
んー、でも、最近、世間では両方合わせて「糸目」と呼ぶようだ、と知りました。なんで知ったかというと、「糸目」のキャラクタは「開眼」をするってどっかで読んだからです。でも、目閉じてるのは開いたら糸じゃないんだから「糸目」じゃないじゃん。って私は思ってるんですよ。だから強引に「糸目」と「閉眼」は違うキャラってことで話を進めていきます、ここでは。
で、「閉眼」の代表的なキャラクタは『聖闘士星矢』の乙女座シャカ。この人は時々目を開けて技を繰り出すので、「糸目」じゃなくて「閉眼」だと私は思ってるわけです。ていうか、もう「開眼」自体が技だよね。
対して、「糸目」は、ほんと方々にいます。ほんっとキャラクタが多いマンガには必ず一人二人は確実にいるんじゃないかと思うくらいです。『ふしぎ遊戯』の井宿さんとか、『おおきく振りかぶって』の山ノ井さんとか、『銀魂』の東條歩とか。
あー、でもやっぱりなんか比較的強いとかわりと破天荒だとかすっとんきょうだとか、そんな感じの印象を受けますね。ていうかシャカも井宿さんも山ノ井さんも同じ引き出しに入るかも、自分の中で。……じゃ、ま、いいか、「閉眼」も「糸目」も同じカテゴリで。
うん、「閉眼」と「糸目」が同じカテゴリだったら、『テニスの王子様』の不二くんもそのカテゴリに入るよね。不二くんは目が細くてわりと強くてすっとんきょうな方向の性格してるけど、時折意味もなく目を開けるので、「閉眼」にも「糸目」にもカテゴライズしかねると思ってたんですよ。もういいじゃん、全部まとめて。
でも、「開眼」したらでっかい目があるってさ、「糸目」と言えるとは思えないんだよねーどうしても。じゃあ、「糸目」の別名であるところの「線目」だったらどうかっていうと、わりと抵抗がないの。ていうことは、「糸目」には目が細いっていう見た目だけじゃないなんかの要素があると思ってるんだな自分。あ、強いとかすっとんきょうとかか。んー、まだ書く時期じゃなかったかなこの話。
あ、最後に、線だけで描かれた状態で、開いてても線だけで描かれてる「糸目」と「閉眼」の違いをどこで見わけてるかっていうと、以下です。線で描かれた目が山なりなのかそうじゃないのか。弧が上にあったら、開いてる糸目つまり開いてるのに細い目。弧が下にあったら、閉眼つまり閉じた目。ってことで。
 
やっべぇ、テンションひっくいわ。低いよ。