『美少女』読み終わった。

美少女 (新潮文庫) 吉行淳之介『美少女』

今週は試験週間です。早くも中間試験なんですよ。日本より一ヶ月早いんですね、始まるのが早いから。そのかわり終わるのも早いです。
最近吉行淳之介の『美少女』という文庫を読み終わりました。おにゃのこを次々裸にする話です。レズビアンが何人か出てきますが、異性愛の制度にのっとって愛し合ってるし、最終的には異性愛によって駆逐されます。というか、異性愛を補強するための意匠です。気持ち悪かった。書かれたのは昭和50年前後くらいだそうですが、最近文庫になったみたいです(見てみたら、2007年12月でした)。今でも世間一般のレズビアンの認識ってこういうのなのかなー、とか思うと、暗澹たる気分になります。そいえば、10年前も15年前も、身近なレズビアンの先行きは暗そうだったな、と思い出します。今は自分の身の回りに深刻そうなレズビアンの女性はいませんが(というか、自分の身の回りなので明るいテキストはいくらかあるんですよねー、そしてそれらはレズビアンの話ではないです、BLがリアルゲイの話ではないように。あ、いや、いくらかレズビアンの話もないではないですが)、んー、世間の認識って、どうなんでしょうかね。