植物がエロい件。

二月ほど前に、デジタルカメラを買いました。それで、最初は風景とか身の周りのものとかを撮ってたんですが、最近春ですから花が綺麗で、花ばかり撮っております。で、デジタルですから、私にも簡単にピントが合わせられるんですよ。というか、撮りたいものを真ん中に置いてボタンを押すと自動でフォーカスしてくれるの。機械って便利。そしてレンズをなのか何をなのか分かってないけど、接写モードにしておくと、センターだけピントが合って背景はぼやけているという、なんか写真家みたいな写真も撮れるわけですよ。機械って便利。
そうして花の写真ばかり撮り続けていましたら、私、あることに気づきました。花って、エロい(馬鹿っぽい)。造詣も質感も、かなりです。あまりシャープじゃない線の写真が撮れた時に、強くそう思います。咲いているのもいいですが、今にも咲きそうなつぼみもまたよいです。
今にも咲きそうなつぼみは、がくが開いて、色のついた柔らかい花弁が少しだけのぞいているのは非常に風情があります。今は特に、草本ではなく木本が(草の花でなく木の花が)、お気に入りです。冬枯れに見えても、春の木は違います。まだ花の咲く前なのに、木がピンク色をしているのですよ(茶色だけどそこはかとなく色が違うのです。先が赤いとか////)。冬の間の木は水分が足りなくて枯れていますが、春になるといきなり水っぽくなります。とか言ってるうちにつぼみが膨らんできて、あっという間に先が割れて花がぶわっと。咲いてしまったら普通にきれいなだけですが、咲く寸前がいかがわしいです。なんか割れて中からピンク色の柔らかいのが出てくるんですよ。これをエロいと言わずして何をエロいと言おうか、みたいな。
そして、この咲く寸前のピンクのつぼみを、少女に萌えるように眺めていると自覚した時のなんとも言えない気分といったら。植物も、人と同じく、花開く寸前が一番美しいとか言って、花開いちゃったおとなの女性より少女の方が萌えるよねとかって、おんなじ、と思ったらちょっと自分の短絡さに落胆しました。梅や桜に少女性を見出している、と言ったら文学的ですが、それって、少女をただ見られる対象(つまり花)としてしか見ていない、つまり少女に見る権利や考える権利を認めていない、主体性を認めていないということと同じになります。だから、少女だけじゃなくて少年も含めてしまえばフェミ的にはいくぶんマシになるかな、と。若年者に人権を認めていないという点では同じですが。でも、少年まで含めるとさらにいかがわしいことに。いやー////
 
この花に萌える、今年の春自覚して、萌えた花を列挙してみると次の通りです。
桜。つぼみが固いうちから、現在満開の散り初め。
梅。つぼみが固いうちから、現在散り終えて葉が出初めたところ。
薔薇。冬の剪定されている状態から、新しい芽が出て、現在その芽が10センチくらい伸びたところ。
……バラ科ばっかり。私はバラ科の植物に萌える、ということですね。
 
 
 
何があったら、一回しか書いてない文章が三回書かれるんだろう……。この日記、同じ文章が三回表示されてた。消しました。