この木何の木

細雪(中) (新潮文庫)細雪(中)』谷崎潤一郎


第一章から第五章(五頁から五五頁)

語釈など

(五頁)
平戸(二行目)
 花の多い家だよね
葭簀張り(三行目)
 季節ものの調度とかも多くて、裕福だったり時節に合わなかったり現代との違いが面白かったり
(六頁)
純英国製(六行目)
 輸入とか裕福とか
紳士型の体つき(一一行目)
 多少肉のある方が貫禄ってもんだよねとか
(七頁)
花柳界(五行目)
 親父も祖父もかよとか
「真面目な恋愛」(一二行目)
 『夫の貞操』とか「自由恋愛」とか
(八頁)
私の云うことなら何でも聴く人だから(六行目)
 妙子ちゃん、ナオミ!?
女給(一四行目)
 誤解があるようだが女給にもやたら色んな種類があるし
 現代の憧れのメイドさんみたいなのは論外だけどさ
(一〇頁)
洋裁(一行目)
 洋裁とか、西洋趣味の仕事
 当代流行だったんだよね
仏蘭西[…]で修業(七行目)
 洋行(一一頁一八行目)と同じものだが
 留学について
(一一頁)
職業婦人(三行目)
 品の悪い職業(一四頁一五行目)とは
 職業婦人とは
 良家では恥ずかしい所行であるということ
(一四頁)
社会的に有意義なこと(九行目)
 『乙女の港』の洋子を思い出すね
 あれは「お金を儲ける職業婦人になることだけが仕事ではない」という方向だったが
(一六頁)
毎月の[…]勘定(一八行目)
 東京ではそろそろ現金取引が主流になりつつある頃かと思われるが大阪ではなのか水商売花柳界ではなのか未だに月末締めである
(一九頁)
山村舞(一六行目)
名取(一七行目)
(二〇頁)
くろうと←→しろうと(五行目)
芸者(八行目)
舞妓(八行目)
(二三頁)
観世水(八行目)
四君子(八行目)
花丸(八行目)
(二五頁)
足袋(五行目)
 最初じゃないんか
潰し島田(五行目)
日本髪(七行目)
三枚襲ね(九行目)
黒地に厳嶋、紅地に松嶋、白地に天の橋立(一四行目)
 黒、白、赤の三枚になるのが一般的なのかも
 江戸時代にも既にそう
 着付けは現代では分かってないとか
 模様は日本三景
黒繻子の帯(一七行目)
(二六頁)
お茶やちらし鮨の接待(一三行目)
 ヴィクトリア朝イギリスのチャリティー素人演劇も接待出てたなあと(『エマ』四巻)
(二七頁)
白襟に裾模様(六行目)
(三〇頁)
京紅(一三行目)
高野豆腐(一六行目)
(三一頁)
絵端書(四行目)
芸術写真(一〇行目)
スタディオ(一〇行目)
丁稚(一一行目)
中学校(一一行目)
亜米利加(一二行目)
ハリウド(一三行目)
(三六頁)
雨外套(一五行目)
護謨靴(一五行目)
 いつ頃からゴム製の靴とか
 後出の護謨長靴も
(三七頁)
単衣の上に洋服のレインコート(一三行目)
 妙な出で立ちだよね
(三九頁)
浴衣に襷を掛け、尻端折(一一行目)
 ワンピースよりは随分動きやすいんだろうかと
紅い腰巻(一一行目)
 いつも思うけどなんで腰巻は赤いのか
(四一頁)
青いレインコート(一三行目)
 緑を青と言うのよね
 はなはだしきは黄色も青という
 逆に青を緑とは言わないのよね
(四六頁)
少量のブランデー(三行目)
 気付けにブランデーは万国共通
ニッカアズボン(四行目)
 現代で土方の人の穿いてるニッカボッカだよね?
 いつごろから存在してるんだ
(四七頁)
黄色い水の中に折々餡のような色をした黒いどろどろのものも交っている(一三頁)
 …いやな感じ
 流産とかから頁が浅いよね、それか(?)